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キュウリモザイクウイルス(CMV)は、直径約30nm(1/33,333mm)の球形のウイルスです。粒子の中に遺伝子としてRNAという成分を4本持っています。※2しかし、CMVにも少しずつ種類の違うものがあり、中にはサテライトRNAと言われる第5のRNA成分を持つものもあります。一般にCMVは植物に感染すると植物細胞の中でRNA成分を増やし、新たに粒子を作って増えていきます。この時、サテライトRNAを持つCMVの場合、RNA成分のうちでもサテライトRNAが一番著しく増えます。
※2 RNA1〜4と言われます。 |
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この性質を利用し、植物にサテライトRNAを持つ弱毒なCMVを先に予防接種するのです。すると、あとからアブラムシによって強毒のCMVが伝染され植物体内に入っても、それら強毒のRNA成分1〜4は先に爆発的に増えている弱毒のサテライトRNAとの競争(RNAをつくる酵素を利用する競争)に敗れてしまいます。そのため、あとからの強毒CMVはRNAも十分に合成できず、増えることができなくなり、結果、ウイルス病は起らなくなります。 |
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